Redditの「r/AskAJapanese」コミュニティに、一本のスレッドが立てられました。スレ主はBalooInABeeCostumeという男性です。「俺、中年で、アメリカ人の中でもデカい方なんだけど、どうすれば日本で迷惑かけずに行動できるんだろう。既に個人的スペースや騒音に気を配ってる。でも日本特有の習慣はある?、電車、店、レストラン、歩道などの公共空間での姿勢、動き、座席、混雑時の対応とかアドバイスあれば教えて!」と投げかけました。
この投稿に対して、Redditコミュニティでは様々なコメントが寄せられました。
実体験者からの総合的なアドバイス
実際に日本に1ヶ月滞在した経験
最も支持されたコメンターの一人がtorn8tvです。彼もスレ主同様大柄で、実際に日本に1ヶ月滞在した経験があります。
俺もは身長6フィート5インチ(約195cm)、体重240ポンド(約109kg)です。昨年の4月から5月にかけて1ヶ月間日本に滞在したよ。とにかく大事なのは「頭をよく下げること」だね。
あと、公共交通機関では、基本的に席が空いていない限り座らないようにしてた。レストランでも、他の人の通行や動きの妨げにならないように気を遣って、普段はリュックを膝の上に置くか、カゴがあればそこに入れてた。
簡単なあいさつや謝罪の言葉を覚えておくと、めっちゃ便利。
とにかく、自分のスペースに対していつも気を配り、できるだけうまく管理するよう心がけることが大切。 torn8tv (38 upvotes)
身をかがめることは避けられない。満員時は座らない。バックパックは膝の上に置く。そして、簡単な挨拶と謝罪を学ぶ。これらは、すべて「スペースへの配慮」という一つの原則に基づいているのです。
現実的な課題 「デブって汗臭い」
投稿者の真摯な姿勢に対して、すべてのコメンターが理想的なアドバイスだけを提供したわけではありません。New-Anybody-6206は、より現実的で、時には厳しい側面を指摘しています。
できるだけ臭くならないように気をつけて。太ってると体が擦れたりたるんだりして、1日歩き回るだけでめちゃくちゃ汗かく。正直、アメリカ人は日本人より体臭強めな人が多いのも事実で、これは遺伝の影響もある。
日本人は強い匂いとか香水があんまり好きじゃないし、日本は湿度が高いから、常にムワッとした感じになる。何をしても多少は臭うと思うけど、できる範囲で抑える努力はしよう。
それと、日本の制汗剤は正直あまり効かないから、ちゃんと効くやつを持ってくるのがおすすめ。実際、匂いがキツすぎると入店断られる店もあるし、動画で追い出された人もいる。
あと、電車で座ったときに隣の人が立って移動することがあっても気にしないで。
深く考えずに、旅行を楽しもう。あなたはこの場の主役じゃないんだから。 New-Anybody-6206 (30 upvotes)
確かに、湿気が強くなると、汗臭さは際立つ、、、アメリカの一部地域では日本より遥かに乾燥してて普段からデオドラントに気が回らない人がいるかも。
さらに重要なのは、「Gaijin seat」(外国人席)現象への言及です。大柄な外国人が座ると、他の乗客が席を立つことがあります。その原因は、臭い、人種差別、太った人への嫌悪感、アメリカ人への嫌悪感、またはそれらすべての組み合わせかもしれません。
文化的違いと心構え、「努力の証」が大事
「大きな声」という文化的な課題
大柄な外国人が日本を訪問する際、物理的なサイズだけが課題ではありません。文化的な違いも重要です。super_nori_chanは、アメリカ人特有の課題に焦点を当てています。
声はできるだけ小さめで話そう。目安は、普通のアメリカ人の声量の3割くらい。声を落とすだけで、たとえ体が大きくても、柔らかくて威圧感のない、親しみやすい印象になる。
それに加えて、よくお辞儀するとか、「すみません」って一声かけるとか、通路や改札で人の動きを邪魔してないか気を配るだけで、「この人ちゃんと気遣いできるな」ってのがちゃんと伝わる。
逆に、大柄な人が「ヘイ!調子どう? 銀座線どっち!?」みたいに大声で叫ぶと、英語わからない人からすると、顔の前で爆竹が炸裂したレベルの衝撃だからね。super_nori_chan (13 upvotes)
アメリカ文化では、大きな声は自信と活力の表現です。しかし、日本文化では、静かな声は配慮と敬意の表現です。
「見える努力」の重要性
最後に、nize426は、この問題に対する最も重要なメッセージを提供しています。それは、「見える努力」の価値についてです。
要するに大事なのは「気遣い」だから、たぶんあなたは大丈夫。
たとえばエレベーターの中で、自分なりにスペース空けようとしてる姿勢って、実際にどれだけ空けられてるかよりも、ちゃんと見られてる。
電車の座席も同じで、一席分に収まろうとして座ることが大事。できてるかどうかより、「気にしてる」ってのがポイントなんだよね。
あなたの考え方は合ってるし、特に問題になることはないと思う。
※追記:とはいえ、どこの国にも性格悪い人は一定数いる。
ちゃんと配慮してても不快に思う人はいるけど、そういう人は気にしなくてOK。nize426 (12 upvotes)
重要なのは、配慮を示す努力そのものなのです。エレベーターでスペースを作ろうとする試み、電車の座席で一つの座席内に留まろうとする試みです。要するに「やってる風」が大事なんですよね。日本社会って。
島国文化と「すみません」の力
しかし、この「見える努力」の価値は、単なる表面的なものではありません。Krijaliは、日本文化の深層にある相互扶助の精神を指摘しています。
投稿者さん、ジェスチャーは実際の能力以上に大切だということを知っといて。正直に言うと、ここに長く住んできて感じたのは、まず「気づき(acknowledging)」が何より重要だということ。
ここは島国の文化で、それが良い意味で表れています。人々はお互いを気にかけ合う。だから、たった一言の「すみません」が思っている以上に大きな効果を持つんだよ。 Krijali (13 upvotes)
たった一言の「すみません」が、思っている以上に大きな効果を持つ。これは、日本文化における相互扶助と配慮の本質を表しています。
結論:結局いちばん大事なのは「気遣い」です
大事なのは完璧に振る舞えるかどうかより、「気にして行動しているか」のほうがずっと大事だということです。
昨今、インバウンドによって、外国人観光客が増えてきました。彼らもなんとか日本文化に溶け込もうとしてるんですね。外国に比べると、電車の座席は狭く、天井は低く、トイレも小さいです。ただ、彼らなりになんとか順応しようとしているのを知ってあげるだけでも、少しやさしくなれるかもしれません。
日本は、限られたスペースをみんなで共有する社会です。そのため、自分の快適さより、周囲との調和が優先されます。そこを理解して行動できる人は、ちゃんと好意的に受け取ってもらえます。
実際、この投稿者のように「ちゃんとしよう」とする姿勢があるだけで、Redditでも多くの人が「それで十分」「問題ない」と言っています。それが答えです。