2026年2月9日、日本の衆議院解散総選挙が行われ、自由民主党(自民党)が戦後最多となる316議席という圧倒的な勝利を収めました。単独改憲の発議も可能な3分の2を抑えたことになります。
高市早苗首相率いる自民党は、経済政策、外交政策、外国人政策など、幅広い分野で明確な方針を打ち出し、国民の支持を得ました。しかし、この歴史的大勝は、外国人の目にはどのように映ったのでしょうか?
「予想を超える歴史的大勝」— 選挙結果への驚き
この結果に、Redditの外国人ユーザーたちは驚きを隠せませんでした。
自民党が予想を超えて勝利してる... — MagazineKey4532 (46 upvotes)
議席数と議席率で史上最大の自民党勝利だよ — Solid-Tea7377 (42 upvotes)
最高予想ですら、ここまで高くは予想してなかった — Hazzat (21 upvotes)
なぜ、ここまで予想を上回る結果になったのでしょうか?
一つの要因として、メディアが慎重だったことが挙げられます。世論調査の数字があまりにも高かったため、メディアは見出しにその数字を載せることをためらっていました。
最新の予想の誤差範囲内ではあるんだけど、数字があまりにも高く見えたから、メディアですら見出しにその数字を載せることをためらってたのかもしれない — qunow (9 upvotes)
また、高市早苗首相率いる内閣の高い支持率も要因の一つです。高市内閣は発足以来、一貫して高い支持率を維持しており、特に経済政策と外交政策において国民から評価されています。
しかし、すべてのコメントが肯定的だったわけではありません。
愚かな日本の有権者は、金持ちにしか奉仕せず、アメリカの利益に媚びへつらう保守的なナッツジョブ(※編集部注:変人の意味)に投票し続けることで、自分たちを苦しめ続けてるんだ — WorkerOk9794 (10 upvotes)
円、終わった。ポケカ買お…\(^o^)/
自民党の歴史的大勝を受けて、外国人投資家や日本在住の外国人から最も多く聞かれたのが、経済への懸念でした。特に、円安と債券市場への影響について、悲観的な見方が目立ちました。
円と債券市場、終わったな... — Stufilover69 (76 upvotes)
このコメントが最も多くの支持を集めたことは、外国人の間で経済への不安が広がっていることを示しています。
自民党の経済政策は、いわゆる「アベノミクス」を継承したものです。高市内閣もこの路線を引き継ぎ、大規模な財政出動と減税を組み合わせた政策を打ち出しています。
しかし、この政策には副作用があります。大規模な財政出動は国債の発行を増やし、債券市場に圧力をかけます。また、減税と支出増加の組み合わせは、インフレを加速させる可能性があります。
インフレがもうすぐ来るよ。お前らまだ何も見てないんだ。正直、これには良い出口なんてないんだよ — Lost-Cabinet4843 (16 upvotes)
まあ、政府は表向きはそれに対する権限はないんだけどね。でも、大規模な支出をしながら減税もするつもりなんだ。これはインフレと債券金利を上げることになる — Bebopo90 (8 upvotes)
日本銀行は長年、超低金利政策を維持してきましたが、インフレ圧力が高まれば、金利を引き上げざるを得なくなります。金利上昇は、国債の利払い負担を増やし、財政をさらに圧迫します。また、円安が進めば、輸入物価の上昇を通じてインフレがさらに加速する可能性があります。
こうした経済への不安から、ユニークな「投資戦略」を語るコメントも見られました。
まあ、給料をポケモンカードに使って、USD/EURで払ってくれる人に売ればいいかな — smeeagain93 (23 upvotes)
これは半分冗談ですが、円安が進む中で、ドルやユーロなどの外貨建てで資産を保有しようとする動きを象徴しています。実際、ポケモンカードは国際的な市場で高値で取引されており、円建てで購入してドル建てで売却すれば、為替差益を得られる可能性も…?
経済政策については、外国人政策と比べて不安を感じるという声もありました。
政府の外国人に対する今後の政策は、制限を少し厳しくするけど、最終的には今後数年でもっと多くの人がここに移住することを認識して、それに対応してるんだ。俺は高市の下で特に不安は感じてない。でも、彼女の経済政策が円と経済を破壊することについては…。正直怖いよ — Hazzat (14 upvotes)
中国の対立は激化?それとも互いに必要なブギーマン?
自民党の歴史的大勝の背景には、中国との関係悪化があると指摘する声が多く見られました。特に、中国の「戦狼外交」が日本国内のナショナリズムを刺激し、自民党への支持を高めたという分析です。
「戦狼外交」とは、中国が2017年頃から採用している、攻撃的で強硬な外交姿勢を指します。この言葉は、中国の愛国的なアクション映画『戦狼』シリーズに由来し、中国の外交官が他国に対して強硬な態度を取ることを意味します。近年、中国は日本に対して、レアアース輸出制限、渡航制限、軍事的威嚇などを行ってきました。
戦狼外交が裏目に出たみたいだな。中国は悪役の役割を忠実に演じて、輸出を制限し、渡航を制限し、脅しをかけてる — Additional-Name-3211 (20 upvotes)
中国の外交が日本のナショナリズムを高めて、こういう結果に導いたみたいだね。日本が中国政府の制限に耐えられるかどうかは分からないけど、トランプが高市を支持しそうだから、第三次世界大戦に向かわないといいんだけど — MagazineKey4532 (7 upvotes)
しかし、中国にとって、高市内閣の誕生は本当に「失敗」なのでしょうか?一部のコメントは、中国共産党(CCP)にとっても、タカ派の日本政府は都合が良いと指摘しています。
これは双方向の関係なんだよ。高市も中国のプロパガンダにとって悪役を演じ続けることができる。自民党とCCPの両方が勝つんだ。— Nicoglius (26 upvotes)
戦狼外交が裏目に出たとは思わないよ。タカ派の日本があることで、CCPは国内政治で助かるんだ。国民を気晴らせするためのブギーマン(※編集部注:恐怖の対象、敵役)を手に入れられるからね — Bebopo90 (7 upvotes)
つまり、中国と日本の両政府にとって、互いを「敵」として描くことは、国内の支持を固めるために有効な戦略だということです。中国は日本を「軍国主義の復活」として描き、日本は中国を「脅威」として描くことで、それぞれの国民の支持を得ています。
実際、中国国内では、高市内閣の誕生を歓迎する声もあるようです。
中国の一般市民、特にナショナリズム強めな層は、この結果を大歓迎してる。彼らにとってこれは、日本の「本性」が露わになった証拠なんだよね。第二次世界大戦時の帝国主義や、その後の否定・歴史の美化は、軍部だけの問題じゃなくて、国民全体の暗黙の支持があった結果だ、という認識を補強する材料になる。
これは彼らの主張にとってはとてつもない追い風で、将来的な日中軍事衝突を正当化する材料にもなる。
自分の見ている限り、中国国内で高市の勝利を“中国にとって悪い結果だ”と考えている人はほとんどいない。
そして、戦狼外交が原因だと考えている人は、ほぼ皆無だと思う。 — christusmajestatis (6 upvotes)
一方で、中国の戦狼外交が長期的には失敗だと指摘する声もあります。
まあ確かに、中国共産党(CCP)は民主主義じゃないとはいえ、国民の不満を外に向けるための「外敵」は必要なんだよね。国内の問題から目を逸らさせるためって意味では、指導部が世論からどれだけ距離を置いていようが、民主国家とそこまで大きな違いはないと思う。
その役割を、中国では何十年も日本・西側諸国が担ってきた。ただ、隣国をあまりにも追い込みすぎて、最終的に露骨な核・軍事的脅威にまで押し上げてしまうような展開を、指導部が本当に望んでいるかというと、そこはかなり疑問。結局、これは常に綱渡りなんだと思う。(中略)もし自分が習近平だったら、「ちょっとトーン落とそう」って国内に言ってるはず。
中国の指導部が、西側諸国に対してかなり現実的・実利的に対応できる能力を持っている点は、昔から評価してる。でも日本に対しては、その切り分けがうまくできてない。感情が前に出すぎてる感じがする。— Additional-Name-3211 (7 upvotes)
また、高市内閣の外国人政策は、実質的には「中国人」を対象にしているという指摘もありました。
高市たちが外国人を制限するって話してるとき、彼らが本当に意味してるのは主に中国人なんだよ。声に出しては言えないけど、現実的に言って、自民党の有権者のほとんどは、ジョン(※編集部注:典型的な欧米人の名前)っていう白人の男が妻と2人の子供と一緒にダンチ(※編集部注:団地)に引っ越してきて、ALT(※編集部注:外国語指導助手)やIT関係の仕事をすることについては、そんなに気にしないんだ。彼らが気にしてるのは、中国の不動産開発業者が住宅を買い占めることや、中国人観光客が社会規範を無視して迷惑をかけることなんだよ — Additional-Name-3211 (7 upvotes)
このように、自民党の大勝は、中国との対立を背景にしていますが、その対立は両国の政府にとって「都合の良い」側面もあるようです。
Reddit上のコメントは、日本の選挙結果に対する外国人の率直な反応を示しています。今後、高市内閣がどのような政策を実行し、日本と世界にどのような影響を与えるのか、外国人の視点からも注目していく必要があるでしょう。