Appleが初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」を発表しました。開くと7.6インチ、閉じると5.4インチになる画面構成と、折り方に応じて変わるiOSの見せ方に、海外のAppleファンは予想以上に沸いています。
しかし、米国での価格は256GBモデルで1,999ドルからです。Redditの反応を一言でまとめるなら、「ものすごく欲しい。でも、ものすごく高い」でした。

「5分だけ触って、二度と買わない」——欲しい、でも2,000ドルは払えない
iPhone Duoは、Appleにとって初めての折りたたみiPhoneです。閉じた状態では片手でも扱える5.4インチの外側ディスプレイ、開けば7.6インチの内側ディスプレイが現れます。Appleは、内外の画面を同じ縦横比にそろえ、折りたたみ・展開の途中でもアプリやコンテンツが自然につながることを売りにしています。
r/appleのスレッドで最も支持を集めたのは、スペック表を読み込んだ感想ではありませんでした。高価な新製品を前にした、率直すぎる一言です。
「これはApple Storeで5分間いじって、結局は絶対に買わないやつだ」— TimYoungJik(3,967 upvotes)
触ってみたい。開閉アニメーションも、折ったまま置いたときの表示も見てみたい。しかし、購入は別の話です。発表を見て気持ちが動いたユーザーも、そこは冷静でした。
「ソフトウェアをどう扱ったかを見て、予想していたよりずっと好きになった。でも、2,000ドルは払わない」— Crapitron(964 upvotes)
Duoは、折りたたみ端末を初めて世に出した製品ではありません。だからこそRedditで評価されたのは、「折れる」という事実よりも、Appleがその形をどう使わせようとしているかでした。
「栄光に満ちている」——Apple信者を満たした、折りたたむ瞬間のUI
Duoでは、内側と外側の画面をまたいで表示が切り替わり、開く途中の角度に合わせて操作画面も変化します。内側の大画面では、iPhoneとして初めて2つのアプリを並べるSplit Viewにも対応します。
たとえばRedditでは、端末を開閉した際のトランジションだけを褒める投稿が1,600件以上の支持を集めました。画面を大きくしたことより、大きくなった画面をどう動かすかが、Appleファンの琴線に触れたようです。
「2,000ドルは高い。だがポケットコンピューターは使う頻度が高いし、これは栄光に満ちた一台に見える。自分の時間と労力を注ぐものに、お金を使うべきだ」— SandpaperTeddyBear(75 upvotes)
「Appleは技術への参入が遅いことを体現している。でも、その後により良く仕上げる。これは断然、最高の折りたたみ端末だ。画面は素晴らしく、開くときのアニメーションとUIも驚くほどよく設計されている」— kyrev21(192 upvotes)
「UIは本当に賢く、Appleらしくて好きだ。画面下ではなく横に操作系を置くことで、これは私たちのスマホの使い方を根本から変えるのかもしれない」— leodw(72 upvotes)
「iPadOSのUIで壁に頭を打ちつけ続けてきた努力が、ここで本当の実を結んだ。こういうことに関して、Appleは競合が誰も触れられないほど分かっている」— SandpaperTeddyBear(6 upvotes)
少々大げさに聞こえるかもしれません。ただ、「ハードウェアへの遅い参入」と「OSまで含めた完成度」を分けて評価するのは、今回のスレッドで繰り返された論点でもありました。サムスンなどの折りたたみ端末を長く使ってきたユーザーからも、競争が増えること自体を歓迎する声が上がっています。
「iPhoneとiPad miniを、ポケットに入れたい」——Duoが刺さる人、2台でいい人
Duoを「2,000ドルのスマホ」と見ると、急に割高に見えます。一方、普段は家に置きっぱなしになるiPad miniと、常に持ち歩くiPhoneを1台にまとめる製品だと考える人には、話が変わります。
「Appleは私を落とした。iPadを持っていたけれど、スマホのように常に手元にあるわけではなく、ほとんど使っていなかった。これは刺さる」— RedPantsRandy(675 upvotes)
「これは、すごく強力な折りたたみ式iPad miniであり、同時にiPhoneの代わりにもなる」— dafones(120 upvotes)
外出先で地図を見ながらメッセージを返す、空港で動画を観る、出張中に軽い資料を確認する。タブレットを持ち歩くほどではないが、スマホより広い画面が欲しい場面は確かにあります。Appleは、そこに「ポケットに入る大画面」という答えを置きました。
ただし、全員が1台化を望むわけではありません。Duoの内側画面を使う時間が限られるなら、iPhoneとiPadを分けた方が安く、電池も2台分になります。Duoが欲しい人は、画面が大きい端末を求めているというより、2台を持ち替える面倒から解放されたい人なのかもしれません。
「Think Different、ただし年率13〜24%」——名コピーで始まる、2,000ドル端末の現実
発表直後の熱気を、Appleのファン自身が最もAppleらしく茶化した投稿もありました。
「クレイジーな人たちへ。はみ出し者へ。反逆者へ。トラブルメーカーへ。既成の枠に収まらない人たちへ…年率13〜24%の分割払いを」— slimejester(47 upvotes)
これは、Appleが1997年に展開した「Think Different」キャンペーンのパロディです。「クレイジーな人たち(the crazy ones)」「はみ出し者(the misfits)」「反逆者(the rebels)」「トラブルメーカー(the troublemakers)」と革新者を称える、あの有名な語り口をそのままなぞっています。
ただし、最後に来るのは世界を変える宣言ではなく、年率13〜24%の分割払いです。Duoは美しい。UIも魅力的で、折りたたみiPhoneを何年も待っていた人には、待つ価値のある製品に見えるのでしょう。それでも、憧れを購入に変えるには2,000ドルという現実を越えなければなりません。
Apple Storeで5分間触る人は、きっと多いはずです。その5分間の高揚が、24回の分割払いに勝てるかどうか。RedditのAppleファンは、熱狂しながらも、そこだけは妙に正直でした。